私はブリーチのアンチではないです。
コミックは全巻もってるし、DVDもメインストーリーの部分は購入。ゲームも結構な数プレイしました。
むしろ、ジャンプ本誌で追ってる人よりもファンとしての度数は高いと思ってます。

ただ、それでも擁護できない内容の薄さが目に見えている気がします。

総隊長死亡後にアレだけインパクトのある登場をして、恋次やルキアたちにさらっと力を授け、一護の斬月を修復し。
位置づけとしてはかなり重要な部分にあった人たちだが。
今巻では、あっさりと陥落。
勿論、クインシーたちが霊王宮に攻め込んだ時点で、決着がつくわけでもなし、ユーハバッハか雨龍に倒されるんだろうなーとは思っていた。
しかし、そのまま予想が的中してしまうのも何だかな?とは思う。

一護や剣八の過去や。斬月の正体とそれにまつわる伏線など。
しっかり作品を追っていた者にとっては、『今まで読んでてよかった!』と思える箇所も確かにあるのだ。
だが、そういう部分と、ただただ時間を浪費して意味の無いバトルを書くシーンでのムラが増えていると思う。

今回の零番隊敗北も、何かの伏線。ではなくて、一護が活躍する前の場面の前座でしかない。
なんというか、今のところ『零番隊だから出来た事』が見えてこない。

恋次やルキアの斬魄刀を鍛えたし、白哉も戦線に復帰させたけど、そもそも、少し前まで行われていた地上での乱戦も、そもそも意味の無いものになってしまった。(今巻のとある展開で)
もっとこう、作者自身が後に読み返して愛着の沸くようなストーリーと言うものを本気で考えて描いているのか、正直わからない。

今までの巻のレビューでも書いたように、まだまだまだまだ表に出てきていない要素、不確定な要素は残っている。
・まだ明かされていない残りの特記戦力
・空鶴さんのとこから、どこかに向かっている銀城たち
・明らかに味方になっていると思われるグリムジョーやその他の破面
・ユーハバッハや、雨竜の目的... 続きを読む
(Holy Demon 2015年04月05日) from Amazon Review

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