もっと早く読めば良かったです。
すごいとしか言いようがない。
エロや萌えの絵はもちろん、この脚本も。

エロというのはキャッチーですが、一見キッチュなフィルターがかかりやすいものです。
「たしかにエロはすばらしいけれど、それだけ」
そんな印象を持ちやすい。
画に目が行きがちで、それを支えている脚本に目が行きにくいものです。

それでも、気づけばもう疑いようがありません。
矢吹健太朗氏と長谷見沙貴氏の、その能力がどれほど高いか。

12巻まで通しで読みました。
えっちぃシーンはもう本当にえっちくて最高。
これはもう誰もが口を揃えて言う話。

そして、読み返しながら気づくのは
ヒロイン(楽園計画の候補者)の好感度が
自分の中で全員高いということです。

キャラ萌えに極振り特化したマンガは数え切れないほどにあります。
ストーリーなんて二の次で、とにかくキャラがかわいいことを追求する、
そんな作品は、名作から駄作までいくつもあります。

けれども、ここまで“全ヒロインに萌える”“全ヒロインがかわいい”マンガは
読んだことがありません。
二十年近くマンガを読んできた中で、一作も。

キャラ萌えなんて、いかにも男の妄想を煮詰めて固めたような、
つくるのが簡単そうなジャンルです。

でも本気で考えてみればすぐにわかります。
“かわいい”“エロい”を言語化する、その難しさが。

「キャラの個別化が完璧で、被ってるキャラがいない。全員かわいい」

口にすればそれだけの感想でも、表現するとなれば話は別次元です。
ふつうは出し尽くします。
表現を微妙に変えるだけで、ワンパターンになります。

通常なら
ここまで無数のシーンを描き、
百話を超えるシナリオをつくり、
何年も続けられるコンセプトではありません。... 続きを読む
(sika 2015年05月25日) from Amazon Review

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