エイブラハムの引き寄せの法則との出会いは、いまだかつて経験したことのない衝撃をぼくに与えた。

エイブラハムの語る言葉ひとつひとつに圧倒的な真実味があり、その迫力に興奮して手を震えさせながら読みふけることとなった。

それまで納得できずにいたさまざまな世間の常識や社会風潮、人々の教えを、痛快なまでに粉砕してくれただけでなく、「いかに自由に、自分らしく、楽しく生きるか」というテーマに明快に答えてくれたのである。

そのときからぼくの世界観は一変した。

おれは自由なのだ。
どんな人生を生きるかはすべておれ次第。
誰もじゃまできないし、誰にも脅かされることはない。
おれは、おれの人生のただ一人の主なのだ…。

この理解はぼくに途方もない安堵と解放感をもたらした。
そして、この理解が正しいことは、腹の深いところで腑に落ちる感覚によって直感的にわかった。

ところが、である。

この時点ではまだ「頭でわかったつもりになっているだけ」に過ぎなかった。

理屈を理解しているだけであって、これを実際の生活に応用するのとは別であった。

何事もそうであるように、理屈を理解するのと、実際に活用するのとは別のことであり、実際に活用するにはやはり「練習」が必要であった。

たとえば、エイブラハムの引き寄せの法則によると、活用の基本ルールは「なるべくいい気分でいること」である。

しかしやってみるとこれが意外と難しい。

ほとんどの場合、いい気分になる代わりに、ネガティヴな気分を無理やり抑圧して押し殺して、無理に自分はハッピーだとか、感謝しているのだとがんばって言い聞かせることになり、はなはだ息苦しい気分に陥る。それは不快で、情けなく、惨めにすら感じられる状態で、「いい気分」からかけ離れたものだ。

いい気分ひとつになるためにも、さまざまなコツだとか、ちょっとしたやり方というものがあるらしい。... 続きを読む
(GIV 2015年09月04日) from Amazon Review

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