難易度の高い、ターン制のシミュレーションゲームです。作品の魅力全てが、戦闘部分に割り当てられています。
 戦闘したい・戦闘部分を拡張したいから、メインと、サブのストーリーをこなす感じ。

 難しいと称される戦闘システムですが、やる事自体は非常にシンプルです。
 指示を出して、行動を見て、次の指示を考える。
 それだけなのですが、行動と結果の部分に、3Dならではの空間・時間・動線が組み込まれています。
 二つに対して、プレイヤーは「動線中の行動を操作出来る」のが、最大のポイント。

 味方Aに対して、敵Aに近距離攻撃をするように、指示を出す。
 → 敵Aと戦う前に、「敵Bが割り込み」。味方Aは立ち止まる。
 →→ 近距離攻撃の指示を、「敵Bに対して」行う。

 操作内容は動線なので、対象はぶつかった相手となります。
 大雑把なシステムに見えてしまいますが、逆に単純な所を、利用する事が出来ます。

 敵陣を突っ切るようにして、味方Aに範囲攻撃の指示。
 → 何かの敵に割り込まれて、範囲攻撃を実行。
 →→ 周囲に居る、大多数の敵も対象になった。

 変な例えになりますが、「バケツの水を地面にぶちまけたら、不運な通行人 と 地面が濡れた」
「友達に近寄ろうとしたら、知らない人と正面衝突して、相手を怪我させてしまった」
 ような事を、人為的に作り出せます。
 なので、何も考えずに戦っていると、「敵の範囲攻撃に、自分から突っ込んだ」なんて事も発生します。

 上記のような行動も含めて、戦闘中は自分で考えながら、最適な答えを探していく事になります。
 なお、行動一回の影響は、凄まじく大きい物があります。一回の失敗が、非常に痛いです。
 慣れるまでが大変・難しくて挫折した、という物の大部分は、行動一回による影響力の強さが、大部分を占めていると思いました。
 逆の考えになりますが、じっくりと腰を据えて考える人には、うってつけのシステムとなります。... 続きを読む
(amemori 2015年10月11日) from Amazon Review

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