前シリーズでは教授の弟子・助手だったルークとの出会い、そこから始まるナゾトキ・ファンタジーのセカンドシーズン。前シリーズと順番が前後するので、前作のヒロイン「アロマ」と出会う前ということでヒロインも変わりました。
 新しいヒロイン「レミ・アルタワ」が登場。行動的な彼女がレイトンの助手となり、なかなか良いコンビになりました。そこにルークも交え、助手二人体制で楽しく物語を進めて行きます。

 BGMは相変わらず秀逸です。今までのゲームイメージを崩さず、なおかつ新しい曲は落ち着きさえ感じます。
 基本的なゲームシステムも前シリーズと同じ、それでいて新しいタイプの「謎」が出てくるので前シリーズからのファンも安心して楽しめるでしょう。個人的には計算問題が減って、数的推理や判断推理、それにナゾナゾの問題が多く感じました。数あるブロックを動かして奥にある球などを出す「箱入り娘」の難易度は低めだと思います、全体的に行ってもそう高くありません。

 物語の内容も、ファンタジー映画を見ているようでとても楽しめました。前シリーズ同様、ストーリー性の高さは抜群です。
 また前シリーズを通してきたことで、レイトンの世界が落ち着いてきています。古き良きアニメ、宮崎駿の「名探偵ホームズ」のような感じなのでしょう。

 それに今回は舞台が田舎町の中の出来事で、移動できる範囲は決して広くないからでしょうか、個性溢れる村人達が次々と出てきました。どれもキャラクターが立っていて、会話も楽しい。このあたりは、シリーズを通しても今回が特に素晴らしいと思います。
 内容としても村人と深く関わる部分が多々でてきますので、このあたりの楽しさはシリーズ屈指かと思います。
 また物語の本題とは外れる部分は、今回から新しく追加された「エピソード」という機能で見ることができます。これが物語、ひいてはキャラクターの個性を実にうまく引き立てています。

 ただ一つ、難点を言わせてもらえるのなら今回は「続き物」として作られていることです。前シリーズは、それぞれがある程度の独立性を持っていましたが、それでも物語事態はきちんと完結していました。
 しかし、今回は「to be... 続きを読む
(英国紳士 2009年12月06日) from Amazon Review

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