浜渦さんが作曲で参加している最新作ということで購入・プレイしました。
つまり完全に音楽目当てです。
にもかかわらずけっこう本編に入れ込んでしまい、音楽目当てでなくても買ってよかったな、というのがプレイ後の感想です。
おもしろさは☆5なのに総合評価が☆3なのは、音楽や世界観などはとてもいいと思うのに肝心のゲームはアレな感じだからです。

本作品は推理ゲームという触れ込みですが、逆転裁判のようなものを期待していると痛い目に遭います。難易度が遥かに高いのです。さんざん叩かれているようですが、私もこれが一番のネックだと思います。

まず、ほぼ何のヒントもなしに各章のシナリオを解いていかなければなりません。推理の鍵となるものを得るためには、プレイヤーが自ら画面の中をひたすら歩き回り、ルーチンワークのように「超音査」をしていくことになります。
移動できる範囲はあまり広くありません。さらに移動中はザコ敵とのエンカウントもあり、戦闘は(他の方も書いておられますが)単純作業になりやすく戦略性に乏しいのです。
このあたりで、同じ作業を繰り返すのが苦手な人は推理など放棄してしまいたくなるでしょう。

でも大丈夫!推理を適当に流してしまっても、つまり勝手に犯人を決め付けてしまっても、その人が犯人だということで無理矢理にお話は進みます。プレイヤーの投げやりな性格を表すかのように、画面では適当な感じで「とっとと片付けてしまおう」と言わんばかりのシグマくんが犯人をフルボッコにしようとします。

しかしここで問題発生です。推理の完成度で敵の強さが変化するというシステムなので、推理をサボると敵が も の す ご く 強 い のです。
必要以上のレベル上げをしていないプレイヤーはあっという間にお仕置きされてしまうことでしょう。

結局のところ、レベル上げをそこそこに推理をがんばるか、推理なんて無視してひたすらザコ戦でレベル上げをするか、どっちにしろ面倒な作業からは逃れられない…普段あまり時間をかけてゲームをする習慣のないライトユーザーには向かないゲームなのかもしれません。... 続きを読む
(クソゲーは正義! 2009年01月24日) from Amazon Review

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