12とデータを引き継ぎながらプレイしてきました。
 そのいずれの作品も、私自身非常に楽しむことができ、大きなインパクトを受けました。業界全体を見ても、シリーズものの作品としては、ゲーム史にも見られないほどのデザイン性と完成度を持っていたと言えるでしょう。
 ですが、今作の評価はどうしても厳しいものにならざるを得ません。海外のフォーラムなどを含めて、問題視されているのは、主に結末のあり方と、お粗末としか言えない多くのバグについてですが、これらを端に置いてしまえるほどの問題点がこの作品にはあります。『マスエフェクト3』では、肥大化したバックコンテンツを原因に、物語と世界観に過去作との整合性が著しく欠けてしまったのです。

 『マスエフェクト』シリーズは、その成功と共に無数のDLCやコミックス、小説までが発表されて、それぞれが設定や世界観を補いその物語を構築しています。特に「2」の発売後は、膨大な数のそれらのコンテンツが発表されており、大小の事件や出来事などが我々の知らないところで進行していました。それは既に番外編と呼べるものだけではなく、世界観に大きな影響を与えるものも少なくありませんでした。

 問題はまさにここで、これらの体験をしていないユーザーにとって、今作の世界観はあまりに唐突過ぎるのです。「2」のラストから、今回の「3」までマスエフェクト体験をしていないユーザーは、まず間違いなく、ゲーム中の至るシーンでこれまで感じなかった大きな違和感を感じることでしょう。

 あれ?これだれ? なんでこれはこうなっているの? 自分がそんな大事件を起こしていたなんて。パラゴン寄りだったのになあ、、。

 プレイヤーの自由な選択と、それが世界に与える影響、すなわち介入性というものこそが、『マスエフェクト』シリーズの醍醐味であったはずです。しかし、今作はゲームがはじまる以前から、少なからずのプレーヤーが、その世界から少し離れたところからスタートさせられてしまいます。... 続きを読む
(ゲルビーム 2012年03月22日) from Amazon Review

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