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二周してから書かせて頂いています。
現実に存在する人物の夢の話という斬新なコンセプト。 音楽を基調とした、美しいグラフィックと世界観。 立体でありながら、やわらかい線で描かれたキャラクター。 ショパンの音の世界を視覚的に表現したら、おそらくこうなるのでしょう。 この方面での開発スタッフには文句のつけようがありません。 XboxというハードでこんなRPGがプレイできるとは思っていませんでした。
しかし、多くの方が指摘されるようにストーリーという 世界観やキャラクターら全てが立脚すべき土台が腐っています。 せいぜい許容可能なレベルにあるのは45章までで、 フィナーレへ向けて物語自体、そしてキャラクターが混迷の度を 深め、最終的には理解を超えた領域へと旅立っていきます。 物語の前半と後半ではパラダイムシフトが起こったかのように 全くテンションが違います。キャラのスタンス、発言率、空気等々。
二周目で提示される情報も限定的で理解を助けるには程遠く、 実績のための作業以外の何物でもありません。 大きさがバラバラでデタラメなピースでパズルを組め、というのは 無理な話。これで一枚の絵を作れる方はシナリオライターしかいません。 なぜ、説教の時間を削って理解を助ける情報を教えてくださらなかったんですか? せめて終わりだけでも納得できるように、 どうして無難なところに物語を収めてくださらなかったのですか?
後半は、前半に広げすぎた風呂敷を急いでしまいこむかのよう。 容量に制約されるとわかっていたなら、後半の必要な情報を削らずに 前半の無駄なイベントを削ればよかったのに。 たかだか一本の吊橋渡る作業でなんで3回もイベントが起きるんですか? 統括の方にも明らかにこの責任はあります。
プレイ時間はおそらく誰がなさっても30時間を切るでしょう。 戦闘も簡単ですし、難解な要素はストーリー以外に見当たりません。...
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(喫煙狼 2008年01月26日) from Amazon Review
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