緋色の欠片(1作目)が好きです。
2があまりに残念だったので買うのは控えようかと思っていましたが、
3は1作目のキャラが再び・・ということだったので、ちょっと期待しつつ結局購入しました。

しかしやっぱりというか、何と言うか。
悪くはないんです。キャラは好きだし、いつもの6人+珠紀のほのぼのな会話も好き。
緋色キャラにまた会えて嬉しい、と思います。でも、緋色ほどの感動はなかった。
何かが足りない感じがしました。それは”新鮮味”・・かな?

「世界が終わるかもしれない」程の危機は、もう2度目。いや、翡翠にも登場してるから3度目ですか・・。
どんなに追い詰められても、もういくらでもどうにかなっちゃうんじゃないの?という気がしてくるんです。実際。

緋色は1作目でひとりひとりの守護者のストーリーが綺麗に終わって片付いて、
本編中もっと補って欲しかったEDやエピソードは「あの空の下で」で終わっているんです。既に完結した物語。
それをまた掘り起こして・・という事に無理、というか所々に違和感を感じました。
なにせ始まりが「鬼切丸を守護者みんなと協力して封印して・・」ですから。
あの時の感動は無かった事になってるし、死にそうな程苦労して封印したのは何だったの・・・と。
せめて前作の守護者個々の終わり方から始まった物語だったら良かったのに、と思います。

途中からあんまり前作と辻褄が合わなくなってきて、自分の中で「これはパラレルなんだ。」と思うようにしましたが・・。
前作を深く気にしなければ、それなりに面白いゲームではあります。
鏡のエピソードも面白かったですし、新キャラもなかなかいいです。
鏡のお話もテキストだけでなく、キャラも動いてくれたらもっと良かったですが。
グラフィックも今回はイケさんに変わっていますが、結構似てるのでイメージは崩れないかと。
(カズキヨネさん原画のキャラと並ぶとやはり違いが一目瞭然ですが)

キャラもいいし、雰囲気も好き。だけど、そこに新しい感動を求めるのは難しいかな。... 続きを読む
(snow 2009年02月21日) from Amazon Review

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