とりあえず一通りのキャラクターを攻略しました。
その上での感想です。

緋色の欠片シリーズは、新作を出すたびに劣化している…ような気がします…。

1はボリュームが多すぎて周回プレイが大変だったのも確かなのですが、それでも何度もプレイしてしまうほどの魅力があったと思います。けれども、その続編とも言える今回の「〜蒼黒の楔〜」は、その1での苦労は何だったのかと思わせるようなアッサリさでした。1のように長すぎるのも大変なのですが、途中まで「琢磨・遼」「真弘・祐一」「卓・慎司」で共通ルートだし、個別ルートに入ってからもアッサリしている気がします。
全体的なバランスで言えばそう悪くないのですが、守護者達が能力を封印されてしまい弱くなってしまったり、1で散々苦労していた出来事をあっさり覆してしまったりと、ちょっとご都合主義な面も多々見られました。

劇中にキャラクター達が一年前の鬼切丸封印の事件を思い出したりすることはあるのですが、セリフ(というか回想?)の中でサラッと流される程度だし、実際プレイヤーの私自身、大分前にプレイしたので細かいことまでは覚えておらず、ただ字面だけで「あの時は大変だったんだ」としみじみ言われても、何だか変に白けてしまいました。
せめて昔のゲーム中のスチルでも出てくれれば、当時の臨場感など思い出せたかもしれないのに…。

特に真弘ルートでは、今の苦難に立ち向かう為に必要とはいえ、主人公が鬼切丸の封印を解いてしまった時は「そんなあっさり封印解くな〜!」と画面に向かって叫んでしまいました。(苦笑)
今まで何百年にもわたって生け贄を捧げながら封印していたものなのに、解く時は玉依姫の「玉依姫が命ずる」みたいな”言葉”のみって…。それこそ今までの苦労は何だったのかと。この世を滅ぼすほどの巨大な力、普通は一度封印した後の方が、簡単に解けないように何重にも予防策をとっておくものでは…?などと個人的には思ったりするのですが…。... 続きを読む
(eron 2008年09月24日) from Amazon Review

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