<オフラインのみの評価>

ゲームにおいてグラフィックの進化の恩恵を最も受けたジャンルのひとつがレースゲームだと思うが、現実にあるオアフ島を丸ごと再現してしまったレースゲームが遊べる時代になったという事にただ驚かされる。もちろんすべての地形や建物の外観までも完全に再現してある訳ではないだろうが、運転している間、ずっと景色が変わり続けるというのは驚異的と言うほかない。

ただ、これはリアルだからこその弊害かも知れないが、基本的に島の風景が(綺麗だけど)かなり単調なため、もともとのんびりとオアフ島をドライブしたいだけの感覚だったのに、やはり目的が無いと漫然としたドライブになってしまうため予想以上に飽きるのが早く、全道路を走破したら途端にプレイを続けるモチベーションが下がってしまった。時間や天気の概念が無いのも飽きが早い原因。夜になったり、雨が降ったりしたら雰囲気も変わって良かったのにと思う。ヒッチハイカー以外、歩いている人間の姿が無いのもゴーストタウンみたいで不自然。

また、この島で家や車、服を買ったりするには、レースで勝ったり、荷物やヒッチハイカーを慎重に送り届けるといった「時間制限ミッション」をこなして金やクーポンを稼ぐしかないのだが、これが道路は狭いのに一般車は多い、やたら無意味な車線変更はする、ちょっと他車と接触するとすぐに警察に追われる、制限時間もギリギリ、ラフな運転をするとすぐ文句を言われるなど、非常に神経を磨り減らすような運転を強いられストレスが溜まり、レースやミッション自体をやる気が起こらない。この変なシビアさがゲームのコンセプトと合ってないような気がする。

そんな思いをして稼いだ金で高い別荘を買っても家の中を歩けたり、内装を変えたり出来る訳ではなく、ただ車庫が増えるというだけ。買える服や靴にもバリエーションが無く、ほとんどがただの色違い程度の差なので、苦労して集める気にならない。そもそも店以外で全身像を見る機会がほとんど無いので着替え自体に意味が無い。... 続きを読む
(FSS 2009年09月21日) from Amazon Review

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