先ほど一週目終了しました。私は小説版を読破していますが、正直このゲーム版には落胆しています。
 小説版ではBETA、戦術機、人間関係、組織、どれもこのシリーズにある物ですが、「ここまで引き込んでくるか」と思えるほど引き込まれました。しかしこのPCゲーム、ただ視点をあらかた定めて小説版をほぼトレースしただけ…そりゃ引き込まれませんよ、だって、媒体が違うんですから。

・良い点
 他の方も評価していますが、BGMが凄く良いです。とても場面にあった曲で、サントラが欲しくなるレベルです。
 初期の戦術機なので基本動きは三次元機動はしませんが、相変わらずぬるぬる動くし同じ戦闘でも緊張のベクトルを変えて凄く良く作られているなと思います。
 キャラの視線がさらりと変わります。小説版を知っている者としてこういったちょっとした動きは色々想像できてうれしいですね。
 カティアのうざさが本物です。凄い演技力です。というか、全員演技が凄いです。強烈なセリフが多い分とても重く感じて楽しめますよ。
 キャラの表情が非常に上手く、驚きます。
・悪い点
 非戦闘シーンでの演出があまりにも稚拙です。失敗なのは、テオドールのトラウマの回想シーン、文を画面に起こしただけでなんの緊張も恐怖も感じません。彼の行動の根幹となる経験である分、その後の感情移入が非常に冷たい物となりました。
 主役の声が入るタイミングが理解できないです。TEでも中途半端でしたが、これに至っては理解不能の域です。こうタイミングがおかしいと、物語を俯瞰するリズムが崩れて感情移入ができません。というか冷めますし覚めます。
 テオドール以外の動きがあまり描かれていません。おかげで初見の方にとって非常に掴みにくいと思われるシーンがあります。
 今後関係するのかは分かりませんが、不必要な選択肢はいりますか?いらないですね、テオドールのボイスの件も含め中途半端です。... 続きを読む
(キサキ 2015年11月29日) from Amazon Review

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