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ここ最近、人気ブロガーさんによる女性向けの『引き寄せの法則』の本が乱立していて、この本もそのひとつだと思っていました。
何となく立ち読みをして、驚いたのは「ネガティブ思考の否定」をしていない部分です。 女性向けの『引き寄せの本』は、ネガティブ思考を否定しているものが多いので、「あぁ、ネガティブ思考に陥っている……ダメダメどうにかしなきゃ……なんでどうにもできないの?私はやっぱり何をやってもダメなの?」って、自分を責めて自己否定して、かえってドツボにハマってしまうことが多いんです。
大嶋信頼氏のトラウマの本によると、幼少期に死に直面するほどの恐怖(大人と子供は死の感覚が違うので、産後鬱のために数日祖父母の元へ預けられたり、夫婦喧嘩のとばっちりで怒鳴られるだけで子供は“殺されかけた”と認識し、トラウマを抱えてしまうそうです)や児童虐待を受けた人にとって、「常にいい気分でいる」というのはなかなか難しいのです。
……というのも、ストレス刺激に対する反応が普通の人とは逆になってしまっているので、仕事などをしている時はストレスレベルが低く、帰宅後に家でのんびり過ごしているリラックスタイムにストレスレベルが最高になってしまうんです。
この時、こういった人たちは状況が記憶されてないにも関わらず、脳にしっかり記憶として刻み込まれてしまっている、“死に直面する恐怖の感覚”が蘇ろうとしているんです。 それは高層ビルの屋上に立っていたり、喉元に鋭いナイフを突きつけられているようなもので、人は身を守るためにその恐怖から逃れようとします。
つまり、自分にストレス刺激を与えるんです。 辛い過去や辛い他人の言動、未来への不安といったネガティブなことをあれこれ考えることで、脳内麻薬を分泌させ、“死に直面する恐怖の感覚”を麻痺させて遠ざけようとするんです。
このストレス刺激に対する反応の逆転があるので、虐待を受けて育った人などは一般の女性向けの方法で“引き寄せ”を実践するのは、なかなか困難です。 仕事中にはちゃんと実践できていても、入浴中や寝る前にネガティブ思考に飲まれてしまうということも多いです。...
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(アラヤ 2015年11月12日) from Amazon Review
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