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前作通常エンドまで、今作は隠しエンドまでプレイ済みです。 ネタバレがあるのでご注意下さい。
戦闘高速化や希望され続けていたダッシュの追加などにより全体のテンポがアップ。 独特な戦闘システムと意外にしっかりしたストーリー、そして実は要らないと評されたお色気要素で一定の評価を得ていたクリミナルガールズが遊び易くなって帰ってきました。
敵グラフィックの使い回しや話の大筋が前作とほぼ同じ点は多少気になりますが、そこはシリーズ物ですし仕方の無いところ。 グラフィックの進化により更に女の子達に愛着が湧くようになった点で相殺出来るでしょう。 新システムの「指導」は、パーティーの固定化を招いてしまっていたので好きにはなれませんでしたが・・・試みは面白かったかと。
ただ、個人的にではありますが前作を超えられたかと言うと、正直微妙なものがあります。 と言うのも、ストーリー面で前作に劣っている様に感じられたのです。
特に主人公において。 前作の主人公は積極的に意思表示はしないものの、決して空気という事も無く、黙って皆を支えてくれる存在でした。 だからこそ、中盤の山場で皆が本当にバラバラになりかけた時に、自棄になりながらも我に返り、女の子全員を探して叫ぶシーンはグッとくるものがありましたし、それによって生徒から厚い信頼を寄せられる様になったというのも納得がいきました。
対して今作の主人公はカギ括弧は付かないものの良く喋ります。それが悪いとは言いませんし、積極的に生徒達を励ます姿は好印象。 ただし、今作における中盤の山場において殆ど何もしなかったのは頂けません。 散り散りになっていく生徒達を追う姿は描写されず、その間に生徒と生徒とのやり取りによってわだかまりが解消されていってしまいます。 最後の一人の前に現れたと思ったらクリミナルに襲われて負傷しただけ(挙句、戻ってきた他のメンバーに感極まって抱き着きにいったシノアに踏まれる始末)。 これでは、それ以降の生徒達からの好意が些か不自然になってしまいます。...
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(無題 2015年12月03日) from Amazon Review
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