幻想水滸伝シリーズの外伝…というか新章と言っているだけにナンバリングタイトルの内容を知らなければわからないという事は一切無く、逆に知っていればニヤリとしたり考察や妄想が非常に捗る内容になっていると言えます。
例えば本拠地の入手とそれが成長していく所や交易、中国の水滸伝の108星の星を冠する主人公を含めた108星の仲間を集める所等、またストーリーもこの作品単品で完結してはいますが「百万世界」や「混沌と秩序」等、ファンの方には「ん!?」と思う単語や設定も、従来の幻想水滸伝シリーズのシステムは初の方には新鮮で、ファンの方にはお馴染みのものかつ入り易いものだと思います。
主人公がかなり喋るという点についてはファンの方には賛否両論かとは思いますが…
個人的にはこのこあほだなと思いながらもリーダーとしてこのこならばという気持ちにもさせてくれるキャラクターだなと思いました。

戦闘は108人の仲間のうち非戦闘員を除いたキャラの中から主人公を含めた4人のパーティーで行うターン制。
従来の幻想シリーズでは武器は固定で鍛える事でレベルアップをしていましたが、今作は武器は購入制で、キャラクターによって初期の武器タイプ以外の武器も装備が出来ます。
また、非戦闘員キャラを一人サポートとして4人とは別の枠で連れて行く事が可能で、連れて行くキャラによってパーティーに様々な効果をもたらします。

通信機能はストーリー上で他の世界を行き来する「トビラ」を使用して、ネット上で他のプレイヤーの所へ自分のキャラを派遣して、派遣先のプレイヤーがそのキャラに応じたクエストをこなすという成功不成功は派遣先のプレイヤー次第という機能があります。
ストーリーの設定とまさにぴったりの通信機能なのですが、こちらがまだ仲間にしていないキャラを受け入れる事も出来るのでネタバレを嫌う方にはやや不親切な事と、おそらく通信機能を使う方が一番多く利用するであろう某キャラの派遣クエストが、受け入れ先で一度そのクエストをこなしてしまうと二度とそのクエストを受ける事が出来ないという点が不満としてあります。... 続きを読む
(ノイ 2013年11月25日) from Amazon Review

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