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連載開始時点で放映終了から4年以上経過していましたが、芳文社出版のスピンアウトとしては初となる、 まどかによる改変後の世界が舞台となった作品です。 それも他のとは異なり別の時間軸というわけでもなく映像化された内容には沿っているので、半公式なものと言えるかもしれません。 同じ作者のコミカライズ作品ではない、前後編の公開時期に出版されたTDSはそれなりに楽しめたので期待していました。
1・2話がさやかが円環の理に導かれるまで(杏さやメイン)、それ以降がほむらメインになってきています。 (とは言え本巻は3話収録ですので、前者がメイン) 2話までは結末が既に映像化されている内容に合わせる必要があったせいもありますが、 1話の内容からのその後の予想を2話で一気にやり抜けた感じでした。 良く言えばアニメ9話に比べれば救いのある、悪く言えばベタな展開となっています。 (アンソロなどで似たような杏さやの内容を何度も見たこともあり、個人的には後者寄りの印象でした)
また、プロローグを除き2話ラストまでほむらの存在を匂わせなかった(1話のマミのモノローグでもハブられていた)のに つじつま合わせのように唐突に現れたかと思えば、本人曰く体調不良で長期間戦線離脱していたそうで…。 ですが少なくともマミやさやかとは面識があったようなのに転校してきたという、よくわからない事になってます。 アニメでは一緒に魔獣退治をしていたはずのほむらがいないことに何か意味があるのかと思っていたら、何の意味もなかったということでしたし、 叛逆でほむらとさやかの関係も取り沙汰されただけに、改変後での生前の関係が全く描かれなかったのは非常に不満でした。 内容的にさやかと杏子がメインになるのはいいにしても、 2話までの展開もほむらも加わっていればもっと深みのある展開になっていたでしょうに。
タイトルにもある「魔獣」ですが、叛逆では語られるだけ、しかも悪魔ほむらには歯牙にもかけられないような感じで言われてましたが、...
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(千歳 2015年12月12日) from Amazon Review
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