1をリアルタイムで購入&プレイして夢中になった人間としては、
なぜわざわざ2の続き&完結編として出したのかと思わずにはいられませんでした。

今までならタイプも内容も違う話が何本かあったのに対し、3は真相編ほぼ一本。
あとは一本道なピンクのしおりと真相編の別視点な犯人編で両方ともとても短い。
真相編もそこそこのミステリーやトリックがあって大団円で綺麗にまとまってはいたのですが
やはり他の皆さんが書いていらっしゃるように怨霊ネタって…!と若干脱力…。

タイムチャートもザッピングも良い点より煩わしさが上回る結果に…。
特にザッピングは後半になると逆に話をバラバラにしてしまい
(話を追うよりも選択肢やEDを”埋める”作業に没頭してしまうため)
更に全体の流れを断ち切ることになってしまったように思います。

ただ独特の雰囲気で笑えるEDや描写の多い啓子と香山のシナリオ、
短いながらも唯一背筋がうすら寒くなる感覚をもたらしてくれた犯人編は
個人的にはかなり楽しめました。

大好きだったシリーズなのでなんだこれで本当に終わりか…という微妙ながっかり感はありますが
今度は心機一転、また最初の頃のようなシンプルだけどボリュームのあるのをお待ちしてます。

ちなみに1と2を持っていて3だけ原価で購入するのは正直ばかばかしいです…。

(毛玉 2006年09月08日) from Amazon Review

この口コミ&評価は参考になりましたか?はい いいえ
201人中、95人の方が「この口コミ&評価が参考になった」と投稿しています。