クリア後のダンジョンのボスを倒し、某有名レアアイテムを拾う程度にやり込んだ上での評価となります。

【評価点】
・相性による特性値の補正、職業の選択制限、武器ごとの最大攻撃回数など、個性を強調するための独自の試みが行われている
・画面のスクロール以外はほとんどストレスを感じない、快適な操作性を実現している
・(一応は看板通りの)多彩なアイテムや強力なモンスター等、このタイプのゲームに欠かせないやり込み要素も実装している
・そこかしこに開発陣のウィザードリィに対する入れ込みが見て取れる

【好みの別れる点】
・本家のバックストーリー中で空白となっている部分を補完する形で世界設定が構築されており、開発陣の独自解釈がかなり混じっている
・アイテムの名称や一部モンスター、その他諸々の演出に露骨なパロディ要素があり、中には世界観にまったく馴染まないものもある
・シナリオが面クリア型で後戻り不可&全般的にプレイヤー置き去りで話が進む
・問答扉は純粋にプレイヤーの知力や知識を問うもので、世界観と全く関係ない

【明らかな問題点】
・難易度が「シリーズ経験者が相性最良の編成で探索した場合」を基準に調整されている
・独自要素がお互いの足を引っ張っており、趣味でパーティを編成すると間違いなく苦戦必至
・ミッションクリアのレベルに対して各職業が成長限界に達するのがかなり早い
・追加ダンジョンは「効率厨のみ歓迎、それ以外は全力で排除」なマゾ仕様

【総評】
ユーザーの意見(と称するマニアの判断基準)を取り入れてゲームを作った際に陥りがちなワナに見事にハマっており、Wizardryブランドの商業作品としてはクソゲーと言わざるを得ません。しかし、Wizardryスタイルの同人ゲーとしては佳作といった感じで、「多少理不尽なぐらいがちょうどいい」と思える人ならそこそこ楽しめるかもしれません。

【余談1】
次作となる「エンパイア3... 続きを読む
(Su-IO 2016年02月07日) from Amazon Review

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