このゲームは一度発売延期になっていますが、
その時から待ち続けて楽しみにしていた者です。
エンディングは見ていますが、クリア後の隠しダンジョンなどは途中です。

マジックマスターという現実の本が付いている事、
「二ノ国」という世界観から期待が高まっていましたが、
どちらもこのゲームの本質ではありませんでした。

ゲーム内容は一言で言うと、
ドラクエ9をDQM寄りにしたようなゲーム。
グラフィックはまんまドラクエ9です。

ゲーム自体は低年齢層を意識してかなり簡単になっています。
上画面に常時「○○へ行こう」などの目的が表示され、
さらに進むべき方向に矢印が出ています。(ダンジョン内除く)
魔法を使う場面では「火を使う魔法や!」などと
ほぼ答えに近いヒントをくれるので安心です。

多分、この時点で「あぁ」と思う人にとっては地雷でしょう。

また、携帯ゲームなのに本を使うなんて邪魔……
という意見も見かけますが、要は本を開く楽しみがないということなんです。
ゲーム本編のストーリー上で本を開く機会は魔法のルーンを調べるときと、あと数回程度。
○○ページを開けとの指示があることも多いので全く能動的に楽しめません。
ゲーム内では説明書か攻略本に近い存在、と考えて考えていいでしょう。

「二ノ国」という世界観も生かす気がないようです。
冒険の舞台となる「二ノ国」と主人公の住む「一ノ国」を往復する機会はストーリー中で3度のみ。
いずれも、「○○へ行こう」の指示をうけてイベントが起きるだけです。
好きな時に行き来することもできますが、住民のセリフは「変わりません」。

大きな不満点は魔法の種類。
マジックマスターには魅力的な魔法が51乗っていますが、
猫に変身する「猫変化」、体を小さくする「ミニマム」、時間を移動する「時間旅行」
などはゲーム本編では 「登場しません」
一度使ったきりでそれ以降全く使う機会のない魔法も多いです。... 続きを読む
(やぶへび 2011年01月01日) from Amazon Review

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