梶浦さんなりにゼノサーガの世界観をふまえて曲を作られたのでしょうし、自分はEP1での光田さんに優るとも劣らない音楽を提供してくれたと思っています。

であるのに、このサントラの仕様はなんとしたことでしょう。
ライナーノーツをみると原作者の高橋さんが曲を100近く注文したとあります。なのにこのサントラはCD2枚組で合計が40曲しかありません。
同じくライナーから、音楽プロデューサーのN氏によって
「アルバムとして通して聞いて頂ける集中力」と
「より多くの方にも購入頂ける価格のバランス」を考え
「僕の(N氏の)ワガママで2枚組」となったようです。

梶浦さんにその2枚のディスクに収まるように曲の選択を頼んだともかいてあります。実際に梶浦さんがどう思われたかは解りませんが、アーティストとして作品を発表するのに制限を付けすぎているのではないでしょうか?もしかすると泣く泣く収録を諦めた曲もあったかもしれません。

先にレビューを書いた方も記しておられますが、サントラを買うほどの熱心なファンならば価格が多少上がることになったとしても、より多くの楽曲を聴いてみたいというのが大半ではないでしょうか。
少なくとも「あの曲が入ってないぞ!」という声は聞きますが、「この構成でよかった(プロデューサーの考えに全面的に賛同)」という意見を耳にしたことはありません。
なんて勿体無いことをしてくれたんだと思うばかり。
また初回版にはメモリーカードケースを付けていたらしいですが、それをやるくらいならCDを入れなさいよと言いたいです。
星3つなのは曲の良し悪しではなく、こうあってほしいというファンの気持ちを誤解し、求める構成にしてくれなかったことによるものと考えてください。
(あるきち 2007年07月19日) from Amazon Review

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