非常に良質のゲームです。用意された美麗な西部劇の世界で存分に浸れます。
ストーリーは非常に渋く、サブのシナリオも暗さに満ちあふれており
ややダークでアウトローな物語が紡がれます。
人によっては合う合わないがあるかも知れません。
それなりのボリュームがあり、自分は非常に楽しめました。

さて、ゲーム部分ですが通常のTPSとは異なり
照準補正が強力なので狙いを付ける必要はほぼありません。
誰でも簡単に凄腕ガンマンの気分が味わえます。
補正を切ることもできますが、補正ありきのゲームバランスのため
切ってしまうと難易度が異常に上昇してしまいます。
クリアできない難易度ではないため自分のエイムを試したい人は頑張って下さい。

自由度は実際のところそれほど高くありません。
確かにメインシナリオを進めずとも、
狩りに採集に賞金稼ぎにギャンブルに人殺しにと勤しむことは可能です。
しかしキャラクターの成長要素が無く、レアアイテム等の収集要素もないので
それら脇道の要素はすぐに飽きてしまいます。
報酬として得られるお金も使い道が全く無いため貯蓄される一方です。
比較されることが多いオブリやfallout3とはその辺りが決定的に違うので
似たようなものを期待すると肩すかしを食うことになるでしょう。

サブシナリオもある程度は用意されていますがそこまで多くはありません。
ランダム発生のイベントは、fallout3に比べるとバリエーションは乏しいです。

翻訳は頑張っていますが、シナリオに関わらないセリフは省かれているのも多いです。
人々の雑談や店の人の挨拶などは字幕がついていないので少し寂しいところ。
ストーリーの中で各地に顔見知りが出来たりもしますが、
シナリオのイベント時以外は台詞もなく会うこともままならないので
この辺も寂しさを感じるところです。

あとバグですが、クリアまで何度かフリーズしました。... 続きを読む
(さっさ 2010年10月24日) from Amazon Review

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