ガンダム無双シリーズは、1〜3に真ガンダム無双とリリースされていますが、
その中でも本作は特にキャラクターに焦点を当てている作品です。

原作再現の「オフィシャルモード」からして、MSバトル部分を無双システムで遊びつつ
原作と同キャストが色々喋ってくれるという内容ですが…デモ数は最低限で、シナリオの流れもダイジェスト。
今となっては、そこまで目を見張る要素は存在しません。

注目は「ミッションモード」のほうです。あまりにひねりの無いネーミングですが、
これはゲーム内に登場するガンダムキャラクター達から1人 任意の「主人公」を選び、
そのキャラを使って多数のミッションをクリアしていくというもの。
主人公として選択できるキャラクターは計40人居り、本家無双には劣りますが及第点かと思います。

主人公にはゲーム内のすべてのキャラと「友好度」が存在。このシステムによりアムロとシャアが親密になったり
友好度に依存した特別なボイスも戦闘中に発生し、キャラのイメージを壊さない範囲でいろいろと喋ってくれて
ゲームを賑やかします。プレイヤーを気遣ってくれるボイス等、どれもいい味を出しています。

特に素晴らしいのがオリジナルストーリー。「プルとプルツーが喧嘩の末に和解するお話」や、
「東方不敗がドモンと共に、他のガンダム主人公勢と闘い心身共に鍛え直していくお話」など、
原作には無かったクロスオーバー展開が、要所にはデモまで設けて展開されます。
キャストの熱演が素晴らしいのは詳しく語るまでもないでしょう。
『スーパーロボット大戦』シリーズをガンダムキャラ目当てに購入しているようなプレイヤー層には、
決して見逃せないようなオリジナルストーリーが多数収録されています。

一度決めた主人公は後からでも自由に変えられるので、全40人ともフルコンプすることが一応の最終目標には
なっているものの、途方もない時間が必要となります。 幸いにも、キャラを解禁して使用するまでのハードルは... 続きを読む
(KOKUYUME 村瀬 2016年03月26日) from Amazon Review

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