何週かプレイした時点での感想ですが、
全体的に見れば優等生レベルの作品だと感じました。が、何かちょこちょこ物足りない…

キャラは魅力的、表情も立ち絵の種類が多く豊か、BGMも素敵です。
スチルも綺麗…けど少ない、とこのへんから不満要素なんですが、
3D、ストーリー面は細かくは書きませんがちょっと残念、
サブキャラEDや大団円はおまけ要素としては美味しいですが
それよりメインキャラのイベントをもう少し濃くしてほしかったなーとも思います。
キャッチフレーズにある「恋を貫く」というほどの恋愛模様よりも
主人公が姫として民と国を守り建て直す過程に恋愛も組み込んでみた、って印象です。

そして今回一番気になったのはボイスです。
ボイス少ないだろうなーとは思ってはいましたが、サブキャラの半数が声無しとは…
ボイスありイベントで声付きのメイン・サブキャラが喋るなか、同じ場面で彼らは当然喋りません。
いっそこの場面全キャラ声無しにすればいいのに…という中途半端な事態に。
過去シリーズでは、ボイス入りパートではサブどころかモブまで喋っていたのに。

あとは、声優さん方が本当にいい演技をされていて、声優シャッフルの新鮮さとも相まってか
「このセリフ声付きで聞いてみたかったな」という場面が多々ありました。
同ネオロマ別タイトルで、タイトルに“フルボイス”とまで付けて再発売したくらいです。
ボイスについて多くのユーザーの要望がメーカーに伝わってないとは思えません。
足りないのは時間か経費かわかりませんが、乙女ゲーフルボイスが当たり前になっている昨今、
乙女ゲーの大手レーベルなのにな…とついつい思ってしまいます。
ボイスが全てとは思いませんし、フルボイスなら名作というわけでもありませんが…
なんというか、メーカー側の姿勢にユーザーへの甘えが透けて見えるようで。
後発の追加ディスクやCDで「ユーザーの要望に応えて!」とか言う前に
まずゲームありきなのだから、ゲーム本編で勝負しろ!と言いたいです。... 続きを読む
(詠 2008年06月24日) from Amazon Review

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