友達に「かまいたち」やったことある?と聞くだけで話が通じるほど有名なゲームの2作目。今回は前作とは正反対に真夏の話。恋人候補と一緒に島にバカンスをしにいったつもりが・・・文字通り「いろいろ」起きてしまう、そんなゲームです。

今回は前作のじわりじわりとくる雰囲気とか設定の怖さというよりも、グロい描写やら思考やらでこちらを怖がらせてくるのでスプラッタ系の怖さです。自分は前作の方が遥かに怖いと思っています。やってみて思ったのが今回は「怖い」と言うよりは「気持ち悪い」と言うことです。ひたすら暴力表現の「陰陽編」「惨殺編」。生理的嫌悪感を覚える「妄想編」「底蟲村編」などがそうです。
もちろん前作にあったコミカルさは欠けていません。むしろ多くなっていると思います。プレイヤーを興奮させようとしてるはずの「官能編」や、シリアスであるはずの「サイキック編」とかですら笑ってしまうのは自分だけでしょうか?
ここで言っておきたいのは決して2がクソということではないのです。周りでは結構言われてるみたいですがね・・・。それは1と比べたときの話ならきっとあると思います。怖さの表現方法が違うのだから1と2を比べるのは酷と言うものでしょう。これはこれ、一つのサウンドノベルとしては良くできてる秀作と言ってもよいでしょう。ハマること間違いなしです。今回はちゃんとフローチャートも付いているので選択肢の選択漏れも防げるし、エンディングも見やすくなってるので良心的です。ボリュームもシリアスからコミカルまで満点ですね。やって損なし。ただ、1からのことも考えてやっぱり3つ星ですかね。
(鬱ウラウラ 2005年01月30日) from Amazon Review

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