SFC・PSとで大ヒットした『かまいたちの夜』の続編。
昔監獄として使われていた館で起こる連続殺人。
それは島に伝わるわらべ唄になぞらえられていた…といったストーリー。

僕がPS版をプレイした時に思った怖さ…、それは「次に狙われるのは僕かもしれない」という怖さでした。

しかし、今回の『かまいたちの夜2』はPS版にあった本来の怖さが無いように思いました。
ただ気持ちの悪い映像を見せて、それによって得られる怖さは、『かまいたちの夜』本来の怖さではないように思います。

そして何よりも残念だったのはシナリオです。

サウンドノベルという以上、やはりシナリオはしっかりと作られていなければならないと思います。(ちなみに、前作のシナリオを担当された我孫子武丸さんは今作ではサブとして動いています。)

ただ、シルエットの人物が滑らかに動くところを見ると驚きますし、重要なSEもとても細かく録ってます。

そういう点では「さすがサウンドノベルの本舗!」と思いました。

今作を『かまいたちの夜』の続編ではなく、『監獄島のわらべ唄』として別物で出したのならもっと納得できたかもしれません。
あまりにも現実離れしたトリック、前作の扱い、シナリオ、グロさ…。
前作が大好きだっただけに、非常に残念です。
(ryuki 2002年11月23日) from Amazon Review

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