バイクゲームは決してリアルには成りえないというのが、私の持論だ。特に家庭用は、アーケードのバイクゲームのような凝った筐体を使えるわけもなく、必然的にパッドでのプレイになる。全身を使って操るバイクの操作感を表現するのは、到底無理な話だ。
だが、このゲームはそんな持論をねじ曲げるまでは行かないものの、「リアルだ」と言わせるだけの説得力を持っている。
軽量級のマシンで急にフルスロットルすればフロントリフト、停止状態でフロントブレーキをかけながらスロットルを開ければバーナウト、その状態で左スティックを左右いずれかに倒しブレーキをリリースすればマックスターン、走行中の強力なフロントブレーキでジャックナイフ、ジャックナイフ中に左スティックを左右いずれかに倒せばジャックナイフターン、コーナリングではアクセルワークを使ってスライド、ミスすればスリップダウンかハイサイド…と、かなり高いレベルで挙動がシミュレートされている。
そして、狭くて波打ったマン島の道を200km/hオーバーで駆け抜けるのはかなりスリリングだ。

不満点があるとすれば、車集めの要素。他のシミュレーター系ゲームをやってもそう思うのだが、この手のゲームは純粋に自分の好きなマシンでコースを駆け抜けるのが楽しいわけで、変にゲーム的な車収集要素は必要ないのでは…収集要素をつけるにしても、特典映像だけにしてほしい。せめてTOCAシリーズのようなチートがあれば…

だが、この完成度の高さは素直に素晴らしいと思う。出来ることならば、ナムコのGP500(後のPS2版MotoGPシリーズ)のような凝ったアーケード筐体でこのゲームをやってみたいものだ。
(ZEEK 2009年09月03日) from Amazon Review

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