PS3ではあるが、このF.E.A.R.というゲーム、現在の視点で見ればグラフィックに関しては決して良いとは言えず正直粗さやゴタゴタ感しか目立たないのだが、やはりプレイしてみて誰もがF.E.A.R.の魅力に惹かれてしまうのは、卓越したホラー演出の巧さだと言うのはプレイした人間が誰もが語る所だ。

自分は動画を見た後にプレイした為、幾分の新鮮味は薄れた状態でのプレイだったのだが、やはり動画を見るのと自分でプレイするのでは全くの別物。じわりじわりと人を不安にさせる思考法を突いたホラー演出で、迫り来る不意打ちに絶叫と悲鳴を上げながらFPSという題材でのギャップが良く似合うと満足しながら緊張感高まる中で楽しくプレイ出来た。

F.E.A.R.2ではそれが意図的にか薄れてしまっていたのだが、誰でもいきなり見た事のないものが現れ、且つそれが脳内信号に本能的に何かしらの危険を探知したならそれが害のないものであっても必ずゾッとして悲鳴をあげるだろう。それが恐怖感。だがその恐怖感を味わうのが人間は怖いもの見たさとしてとてもクセになるのだ。グラフィックなど差異たるものなのだ。

F.E.A.R.の存在―――やはりもっともっと色んな人にこの作品を知ってもらいたい良いゲームだと思う。

(紫kTh 2010年02月11日) from Amazon Review

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