TAKUYO作品が好きなのですが、ギャグ要素がないとのことで発売日まで悩みに悩んで購入しました。

主人公はお嬢様で敬語を話し、独特な雰囲気で感情移入できるタイプではなく 第三者的な目線で進めていきました。

シナリオはなんというか… 本当に独特の世界観を持った作品です。

ダークなのに妙にちょっとしたリアリティもあり、ファンタジーとも言い切れず、幻想的な物語の内面を読んでいるような… (自分の文章力では表現できず申し訳ないです)

文章の言い回しは長く、テキスト量も多く(そこがこの作品の世界観を創り出していますが)、スラスラと進むタイプのゲームではありません。


システムは良好、CGは淡い塗りで個人的には好みではないのですが、悪くはないと思います。

キャラは可もなく不可もなしかと。
キャラよりもそのキャラの持つ背景に重点が置かれているよう感じました
(個人的には夏目を攻略したかった)


そして最大の特徴は、プレイし始めと終盤、そして攻略人数1人と全員攻略後でだいぶ印象が変わることではないでしょうか。


全てを攻略した後に、「全ての物語」が一つに繋がります。


一つの作品としては良作だと思いますが、全体的な雰囲気から 完璧に評価が分かれると思います。

是非 購入前に公式サイト等でこの物語の雰囲気を少しでも味わってから 購入を検討して頂きたいです。


(りらら 2011年07月31日) from Amazon Review

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