昨日クリアしました。長かったです。前作のせいか最後は感動して身震いしてしまいました。ゲーム的にはともかくシナリオ的にはよく出来ています。
シリーズ一番の目玉であるはずのナノスーツが物語上とんでもない焦点に置かれています。前作にも匂わせる演出やセリフはありました。その他、色々演出はありますが、あれは考えるスーツになった。と解釈しました。しかし今回のグラフィック。これが謳い文句「世界最高峰」? 人間の顔だけでも全然違います。何人かは主要キャラにもかかわらず前の方が人間らしい顔でした。物理エンジンも微妙です。死体が壁抜けちゃったし……。

ゲームとしての戦闘能力を発揮するナノスーツは、どこを取っても2より1の方が間違いなく優秀です。物語としては2の方が遥かに高性能ですが、大半を占めるゲームパートとしての機能が落ちているのは本末転倒だと思いました。
エネルギー問題は相変わらずで、割り振りに困る場面は多いです。特にナノビジョンと呼ばれるサーモグラフィは同一のエネルギー源なのでクロークもアーマーも同時に使うとあっという間に電池切れです。ここでやる事は前作と同じ。隠れて待つ。

敵AIも相変わらず高性能。人間では不可能な射撃を普通にやってきます。エリア内であればノンクローク状態だとどこまで遠くても射線が通れば見付かり、ずいぶん精密に撃って来ます。ステルスアクションとしても純粋シューターとしても不完全燃焼です。

それと前作そのものが伏線のはずなのに、あのエイリアンの変わり様はどういうわけだ? それくらい共通点に欠けます。完全に別の生物とテクノロジー。

ああ、それと日本語吹替えを担当した音響監督は、なぜこれでOKを出したのかと責任を問いたくなるくらい聴き取りにくい。字幕必須です。

私の中では近年希に見る期待作だっただけに「遊ぶ」事に関しては残念でなりません。

ちょっと進化(?)したのは起動にディスクがいらない点ですかね。

つまりは「これホントにクライシス?」という感じ。

それでもクリアした後の感想は「面白かった」というのは何故だか自分でも分かりません。... 続きを読む
(Vaipool ヴァイプール 2011年04月19日) from Amazon Review

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