まず、ダークで狂気的な雰囲気に惹かれ、 ループやヒトクローン政策などのセミリアルなサイエンスフィクション、 そして謎や陰謀が渦巻く様なサスペンスを期待して購入しました。 これらの要素は確かにこの作品中に凝縮されており、カオスヘッドの世界観が好きな私は没頭してプレイできました。 血飛沫、ホラー、オカルト、レイプ目、優生学、優生思想、差別・迫害、マッドサイエンティスト、サイコ、武器×少女、チェーンソー少女、銃器少女、血まみれの少女、鬱展開、純愛、レシピエント、ドナー、孕ませ、クローニング、トランスプランテーション、ループ、遺伝子工学、等の要素が凝縮されてる作品です。 また、道化を演ずるキャラクター達による、人間の二面性の妙。 次いで、18才なのに博学なキャラが多く、哲学的セリフが随所にちりばめられているので知的な、衒学的な雰囲気を醸成してます… 何気ない日常生活が、徐々に壊れていく系のサイエンスフィクションノベルアドベンチャーギャルゲームです。 個人的には世界観は、カオスヘッド並に好きだった。 シュタインズゲートやEVER17よりも、雰囲気は良かった。 しかし、シナリオは、 シュタインズゲートやEVER17の方が理路整然としており、今作はオカルティックな、ファンタジー色が強い為に、現実味が薄れて説得力に欠けるストーリーだった。 つまり、謎や伏線が強引に回収されたり、残されたままな部分があったり。 オカルト要素は、どうにか、そのオカルト要素の理知的な説明があれば合点がいった、気がする。 あの、存在感が薄れていく場面はグゼのトモガラみたいな何かっぽくて良かったんだけど、その仕組みみたいなのに対して、もう少し確然たる説明が欲しかった。 それでも、ストーリーは劇的展開や狂気的場面があり飽きなく面白かった、キャラクターも良い、特に、宮藤が。 深まる謎にワクワクしてプレイできた。... 続きを読む （虐殺少女　2011年09月22日）　from Amazon Review この口コミ＆評価は参考になりましたか？  329人中、173人の方が「この口コミ＆評価が参考になった」と投稿しています。