赤緑世代です。XYは勿論プレイしています。
今回テレビで放映されたオリジンといい、初代御三家と旅をできるゲーム本編といい、私の世代を実に狙った作品だという印象があります。ただ、XYをプレイしてみて、懐古的でありつつも、キャッチコピーにもあるように、ポケモンは新たな次元に進化したと感じました。全体の印象として、バトルやストーリー中心だった最近のタイトルに比べ、ポケモンと一緒に過ごして、旅をして、主人公が成長していく。そんな要素が強くなったように感じました。しかし、思い返せば、幼い頃はじめてやったポケットモンスターが、そんな感じだったんです。ポケモンと一緒に成長して、自分の行動範囲がどんどん広がって、できることも増えて、正に人間の成長と同じなのです。XYは、グラフィックや音こそ今までのものから劇的な進化を遂げて、大きく様変わりしましたが、むしろその中身は古き良きポケモンに戻ったように思います。
前置きが長くなりましたが、今回のサントラに関してです。やはり、今までのハードからは考えられないような高音質な楽曲の目白押しで、楽器単体の音質や存在感が上がった分、楽曲本来のメロディー性などは、聞き手からすればパワー不足に感じるかもしれません。しかしよく聞けば、そこにはやはりポケモンミュージックの世界が広がっているのです。カロスのテーマ、18番道路、殿堂入りおめでとう!、ゲーム内の情景が目に浮かぶだけではなく、ポケモン達と一緒に過ごした時間が、そこにあるように感じます。
また、このサウンドトラックで最も関心した部分が、最後のトラックです。Disc4の終盤は、全て赤緑とオリジンのサウンドトラックになっています。サイクリング ―ポケットモンスター ジ・オリジンver.―が最後のトラックとなっているのですが、この曲が本当に素晴らしい。最後にオリジンのサントラを詰めただけと言えばそれまでですが、赤緑のサイクリングが壮大にアレンジされており、この曲を聴いただけで、ポケモンは新たな次元へと進化して、それはこれからもずっと続いていく。自分とポケモン達との旅もずっと続いていく。そんな気持ちにさせてくれました。幼い頃自分がプレイしたゲームの楽曲が、17年という時を経てもこれほど強烈なメッセージを送ってくれた、それだけで涙が出てきました。
(香味 2013年11月15日) from Amazon Review

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